生後8日目~14日目
生後8日目
本日の体重、78g。
餌をモリモリ食べて順調に体重が増えてきた。飼料袋の後ろに『大根の葉、白菜などを細かく刻んで一週間に1~2回与えてください。』と書いてあったので、ベランダで栽培しているリーフレタスをちぎってぴよりんにあげてみた。初めは『これなんだろ?』という感じでツンツンしてたが、食べることはなかった。
つつくだけで食べないぴよりん。野菜嫌いか?
外は寒いので、ケースに入ったまま日光浴をさせてみた。
生後9日目
本日の体重、79g。活発になってきたので体重を測るのが難しくなってきた。
畑に生えていたヨモギとカラスエンドウをあげてみたが、これには興味も示さない。
生後10日目
本日の体重、86g。
生後11日目
本日の体重、97g。目の周りの毛が無くなってきて、目の横に小さな穴が見える。これが耳か?
ぴよりんのために子どもたちが作った『ヒヨコ専用アスレチック』。黄色い鶴にタッチするとゴールらしい。意外とぴよりんの反応良く、階段を上ったり穴をくぐったりして遊んでいた。
今日は初めてケースから出して外の風に当ててみた。おっかなびっくりという感じで、しばらく娘の膝の上から辺りの様子をうかがっていた。
生後12日目
ついに100g突破!本日の体重、106g。
抜け毛が多くなってきた。ふわふわのヒヨコ毛。
幅の狭い水槽の縁で、歩いたりバランスをとる練習をしているぴよりん。鳥の本能だろうか?足がたくましくなって、来た時に比べ足の太さは約3倍になった。
生後13日目
本日の体重、116g。
今日もベランダをお散歩。ぴよりんに食べさせようと蒔いた大根の葉が芽を出した。
昨日より行動範囲が広がって、いろんなものに興味を持つぴよりん。ニワトリらしく土をつついている。
生後14日目
寝ている間以外は餌を食べながらでも「ピヨピヨ」鳴いていたぴよりんだが、最近静かになってきた。声変わりの前兆だろうか?
本日の体重、127g。
今日は、以前あげてみたが食べてくれなかった玄米をもう一度食べさせてみた。細かくすれば食べるかもと思い、すり鉢では米が硬くてうまくすり潰せなかったので、包丁で刻んでみる。これも米が飛んでしまってなかなかうまくできなかったが、苦労して細かい粒状にした。これをあげてみたら、…おお!ちょっと食べたぞ!なぜだか、自分が食べているものと同じものをペットが食べてくれると、親近感がわいて嬉しい。
だが、すぐぴよりんが砂浴びをはじめ、せっかく苦労して作った粒米が砂だらけに…。
勢いよく砂浴び中。一日5回くらいしていると思う。これをやられるとその都度餌と水入れを替えないといけない…。
体が大きくなるにつれジャンプ力がついてきたぴよりん。椅子に座る私の膝まで、小さな翼をパタパタさせてひとっ飛びで乗ってくる。そして膝の上で毛づくろいを始める。めちゃくちゃかわいいのだが、…結構フケを落としてくる。おまけにフンも(笑)。
毛づくろい中ぴよりん。偶然、家紋っぽい形に。
生後2日目~7日目
【生後2日目】
ヒヨコの名前は『ぴよりん』に決まった。
子どもたちは別の名前にしたかったようだが、私が親の権力を振りかざして決定した。怒って泣き叫ぶ子どもたち…。
良い親たちは決して真似をしないでほしい。
ぴよりんの誕生日は4月27日とのこと。生後2日目にうちにやってきたことになる。
2時間ちょっと車に揺られて、はじめは大声で鳴いていたぴよりんも次第に静かになり、ヒーターにくっついてうとうとしたりしていた。
家に着いて、さっそくエサと水を与えてみた。ジャムのふたに入れたエサをケースに入れて、指先でコンコンとついて音を出す。するとすぐぴよりんが寄ってきて、小さなくちばしでつんつん突いて食べ始めた。今度は水入れをついてコンコン音を出すと、また寄ってきて水を飲んだ。
以前文鳥のヒナを飼ったことがあるが、数時間おきにふやかしたエサをスプーンで口に入れて食べさせてあげなければならず大変だった。それに比べて、生後2日でもう自分でエサを食べられるとは、にわとりの自立度はすごいなと感心した。
気をつけなければならないのが温度だ。
ゲン・コーポレーションというところが出しているボリスブラウンの鶏飼養管理ガイドによると育雛温度は、
1-3 日令 32-35℃、
4-7 日令 30-32 ℃
8-14 日令 28-30℃
15-21 日令 26-28 ℃
22-28 日令 23-26℃
29-35 日令 21-23 ℃
36 日令以降 21 ℃
(ケージの場合)
となっている。それから、ひよこはお互いに身を寄せ合って保温するらしいのだが、一人ぼっちのぴよりんにはそれができない。普通以上に温度に気を使う必要がある。
それで小動物用のヒーターを買ったのだが、いざつけてみるとケースの温度が28℃くらいまでしか上がらない!このヒーター20W、40W、60W、100Wと4種類あったのだが、ケチって一番安い20Wを買ってしまったのだ…。
ネットで調べるとペットボトルの即席湯たんぽでヒヨコを育てた人がいたので、真似をしてみることにした。でも、ペットボトルに熱湯を入れるとギュンって縮んでしまったので、コーヒーのアルミボトルに熱湯を入れて厚手のタオルで巻いたものをケースに入れてみた。するとぴよりんは、すり寄ったり上に乗ったり、気に入った様子。低温やけどなどしないだろうか?心配ではあるがこの形で様子を見ようと思う。
ケチらずにサーモスタット付きでW数の大きいものを買っておけばよかった…。
しばらくの間、目覚ましをセットして深夜2時、ふらふらしながら湯たんぽのお湯を入れ替えることになった。
【生後3日目】
体重測定。46g。
ひよこのころから玄米を食べさせると丈夫になると養鶏場の方が記事に書いていたので、与えてみた。・・・食べない。粒が大きすぎて食べにくいのかと、すり潰して(めっちゃしんどい)与えてみたが、やっぱり食べない。市販のヒヨコ用餌はよく食べている。
湯たんぽに乗ってウトウト…。日中は寝たり起きたりを短時間で繰り返す。
人に慣れさせるためにはヒヨコのうちからよく触れ合っておくとよいとのことなので、今日から少しずつぴよりんにさわってみることにした。ぼくも!私も!と興奮してぴよりんを触りたがる子どもたち。勢いあまってこの小さいヒヨコに怪我させてしまわないかとヒヤヒヤする。しかし、魚や昆虫を除けば、うちの子どもたちにとってぴよりんは初めてのペットだ。嬉しさ爆発も無理はない。
【生後4日目】
本日の体重50g。
部屋から人が出ていくと「ピイー!!ピイイー!!!」と大声で鳴くぴよりん。夜はケースごと一緒に寝室に連れていくのだが、電気を消すと同様に鳴いている。一人ぼっちになると不安になって鳴くようだ。10分くらいするとあきらめて静かになるのだが、必死になって鳴く姿には心が締め付けられる。とはいえ、私たちにも生活があるのでいつもそばにいてあげるわけにはいかない。
今日は半日ほど家族で出かけ、ぴよりんにはお留守番してもらった。出かけている間、突然死んでしまったりしていないだろうかと気が気でなかった。帰宅すると「ピヨ!ピヨ!」と元気な姿で出迎えてくれて、心底ほっとした。ヒナを育てるのはかわいいけど気苦労が絶えない。
起きている間は、餌を食べる以外のほとんどの時間羽繕いをしている。
時々ぐいーんと伸びをする。羽の一部に黒い模様がある。
【生後5日目】
本日の体重61g。
エサ入れにしているジャムのふた。縁が浅くて食べやすいが、足で引っかいたりしてすぐエサがこぼれてしまう。砂やもみ殻も入りまくるので、頻繁に入れ替えなければならない。
【生後6日目】
昨晩はなぜかヒーターのコンセントが抜けていて、ケース内が24℃まで下がっていた!夜中に湯たんぽのお湯を交換するときに気づいて、慌ててコンセントを入れなおした。あぶなかった…。
本日の体重、61g。あれ?昨日と変わらない。
ずっと狭いところに閉じ込めっぱなしだと運動不足になるだろうと思い、少しの間ケースから出してみることに。エアコンの設定温度を上げて、ケースのふたを開けてみる。すぐ、飛び出してきた!
小動物はケースから出すと、パニックになって部屋の隅っこなどに潜り込んでしまうことがある。逃がさないように私と息子、娘で人間バリケードを作る。
が、意外なことに、トコトコ普通に歩いてあたりをくちばしでツンツンしたり、落ち着いて遊んでいる。そのうち私たちに近づいてきて、膝に乗ったり体をすり寄せたりし始めた!えええー!?ヒヨコってこんなに人懐っこいの!?子どもたちも私も、この小さなヒヨコにメロメロになってしまった。
子どもたちが折り紙で作ったぴよりん用のおもちゃ。「なにこれ?」と興味を示してくれた。
みんなで一斉に手を差し出して、ぴよりんが誰のところに来るか勝負になった。勝ったのは、私。どうやらぴよりんは私の手のひらにあるホクロが気になるようで、ツンツンしに来るのだ。それを知った息子と娘。アホな作戦に出る。↓ ペンでホクロを書いてぴよりんの気を引こうとする子どもたち。
【生後7日目】
本日の体重、66g。羽が結構伸びてきた。
今日もふれあいタイム。うっかりぴよりんを踏みつぶしてしまわないよう、ふれあい時には人間は必ずおしりを床につけるというルールを設けた。
餌箱をジャムのふたからプラスチックのケースに変えた。食べやすいよう段ボールで傾斜をつけ、餌が手前に集まるようにしてみた。
ヒヨコを引き取りに行く
4月29日、ゴールデンウィーク初日。
早朝、眠い目をこすりながら車に乗り込む。
行先は大阪府にある、ふれあい観光牧場 『ワールド牧場』。
実は、いざにわとりを飼いたいと思っても購入先はかなり少ないことが判明。
県内、近隣県、あちこち調べてみたが、生きたにわとりを販売しているところは見つからなかった。
ネットで探した結果、一番近くがこのワールド牧場だったのだ。
片道2時間以上かかった…。
無事到着。ゴールデンウイークなので混雑しているかと思ったが、小雨が降るあいにくの天気だったので客は少なかった。
貸し切り状態になった犬のふれあい場では、360度犬たちに囲まれてモフモフし放題!ほかにも猫と触れ合ったり、ヒツジやヤギに餌やりをしたり、なかなかできない体験に小3の息子と小1の娘も思う存分楽しんだ。
そして最後に、小動物ふれあい館へ。
そこにいたのが・・・
ヒヨコ集団!!!
ピヨピヨ言ってる!ちゃかちゃか走り回ってる!ぎゅうぎゅうにお団子になってる!
ヒヨコ、さわり放題♡♡♡
息子、娘とも今日一の食いつきだ。
私も一羽手ですくってみる。あたたかい。ピヨピヨ言ってる。たまらん。
ここにいたヒヨコたちは『ボリスブラウン』という品種。
性格は温厚で人に懐きやすく、卵もよく生むとのこと。
室内が暗かったのでちゃんと写っていないのだが、よく見るレモン色のヒヨコではなく、ちょっと茶色っぽい。
100羽くらいいた中でひときわ目を引くクリーム色の毛の子が2羽だけいた。息子が気に入って、「この子が欲しい!」と言っていたが、スタッフさん「その子は雄です。」・・・あら~残念。
ヒヨコの受け渡し場所はここではなく事務所前とのことで、移動して手続きを行った。
スタッフさん「何羽いりますか?」
私「・・・・・・・・・・い、1羽、・・・お願いします。」
何羽飼うか、これは本当にぎりぎりまで迷った。
4人家族なので卵を取るには2,3羽いたほうがいい。ヒヨコも仲間がいたほうが寂しくないだろう。でも、数が増えるほど騒音などトラブルが起きた時対処がむずかしくなる。悩んだ結果、とりあえず1羽だけ飼うことにした。
しばらくすると、スタッフさんがピンク色のかわいらしいケースを運んできてくれた。中には大きな声で『ピイー!ピイー!』と鳴いている、ふっくらしたヒヨコが1羽入っていた。
書類に住所氏名などを記入し、代金1100円を支払う。
ヒヨコ・・・1100円。
スタッフさん「ヒヨコは寒いのが苦手なので、特に1羽で飼う場合は温度に気を付けてあげてくださいね。」
雨の中ヒヨコを冷やさないよう車まで走った。後部座席の足元に置いた飼育用水槽に、事前にモバイルバッテリーでヒーターをつけて温度を上げてある。急いでヒヨコを入れ、ふたをした。やれやれ一安心・・・と思ったらいきなりトラブル発生!ヒヨコがバタバタ暴れて、ヒーターの上に飛び乗ってしまった!やけどしてしまう!急きょおもちゃの箱で、ヒーターとふたの隙間をふさぐ。
それからもヒヨコは落ち着きなくケース内を右往左往し、大声でピイピイ泣いていた。たくさんの仲間たちとピヨピヨ身を寄せ合って暮らしていたのに、突然引き離されひとぼっちになってしまったのだ…。やっぱり1羽はかわいそうだったかな…?
にわとりを飼おうと思う
4月某日、子どもたちを小学校に送り出し一人きりになった部屋で私はつぶやいた。
『・・・にわとり、飼いたいなぁ。』
以前、農業公園でにわとりの卵ひろい体験をした時、放し飼いにされていたにわとりの卵のおいしさに感動して、『にわとり、飼おう!!』と言っていたことをふと思い出したからである。
その時は団地暮らしで子どももまだ赤ん坊だったため、妄想するだけで終わった。
時は流れ2人の子ども達も成長し、今年度下の子も小学校に入学した。
昔から動物好きで、いろんな生き物を飼っていた私。子どもが小さい間は忙しくて、そんな気は起らなかったが、今、何か動物を飼いたい欲がむくむくわいてきたのだ。
どんな種類のにわとりを飼おうか?何羽飼う?かわいい鶏舎とかも作りたいな!
テンション上がっている私に対し、旦那は『ふぅ~ん。』と冷めた反応。
かまわずワクワクしながらにわとりの飼い方について調べ始めた。
今住んでいる家は2世帯住宅の2階部分。広めのベランダがあるが庭はない。そして閑静な住宅地にある。
にわとりは雌でも結構鳴き声がうるさいらしい。それと、ニオイ。
ご近所の方々ににわとりを飼うことを理解していただけるだろうか…?
あーーーー・・・。なんか無理っぽいな。
私『やっぱりにわとり、あきらめるわ。』
旦那『ひよこ、予約したけど。』
私『!!!???』
ひよこの引取日まで1週間!必要なものを買いにホームセンターへ。左から、水入れ、ひよこ用餌、ヒーター。
家にあった魚用のアクリル水槽にヒーターをセットする。底にはもみ殻を敷いた。
上から見たところ。水槽用のふたなのでフィルター用の穴があり、板を乗せてふさいでいる。